D3 vs D100, D2H, D80, D40
D3の画作り機能、ピクチャーコントロール の検証作業。
アキバの古い写真をそのまま出すのもなんだから、そういう記事にしてみたという企画(笑)
まずは、往年の機種で、D100
左が、D100のRAWから標準設定で作ったもの。右が、ピクチャーコントロール スタンダード。
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かなり古い機種であるD100とはやっぱり表現が全然違う。
中間調が標準でもうんと持ち上がっているし、色の乗せ方も派手だ。
でも、その分、顔が平坦に見えないかな?
続いて、D2H 。 悲運のカメラだ。
でも、はまれば左のD2Hのそのままの画も悪くない。ISO200限定で、
RAWから現像すればポートレートでも使える画質だと信じている。
アップ目が多くなるし、トリミングできないけど……。
D2Hの画ってもともとコクがあるから、ピクチャーコントロールのこってり感と相乗効果で
かなり濃い色に見えるね。
続いて、ちょっと時代が飛んで、「明るいニコン色」が出始めたD80。
ここからは、ニコンユーザならご存知、カラーモードIaの機種になります。
驚いたことにD80が一番差がなかった。でもやっぱりオレンジ色のお肌になっている。
また、顔のトーンがフラットになっているでしょう?
この、オレンジ肌と、顔がフラット、そして色が濃い…… というのが、
ピクチャーコントロール スタンダードが抱える「問題」ではないかと思う。
撮り方が悪いだけと言われればそこまでですが……
この写真のように、肌にハイライトが入らないシーンで、正面からフラッシュを炊くと
こんな平坦な雰囲気になりやすいようです。
最後は、小ぶりな名機、D40。これもIaで現像。
D40のIaは基本はソフトモードの画だけど、色以外は、「標準」にしてますよ。
派手派手カメラのD40を軽く超えていくピクチャーコントロールのスタンダードは、
やはり到底スタンダードとは思えないのです。
私のカメラ遍歴が、D40の後にフジのS5にいったこともあって、
このオレンジ肌はちょっと…… 悪くは無いけれど、扱い難いところもありますね。
色はともかく、このあがりすぎてしまう中間調は、
レタッチもフィニッシングにも、やや向かないのではないでしょうか。
そんなときのために、D2Xエミュレーションモードがあるわけでしょうし、
そもそも、被写体の正面からフラットなフラッシュ光を炊く撮影が、
まともなライティングではないのは判ってはいるのですが……
アキバでこう、色々撮っている身としては、ちょっとさびしいかな(笑)
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