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D3 ピクチャーコントロールの輪郭強調 と 後処理

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コメントでご指摘をいただいたので、企画記事をひとつ書いてみます。
D3の輪郭強調はやや強めにかかるのではないかと見ています。まずは客観的なメーカデータとして、このページをご参照ください。

http://www.nikon-image.com/jpn/event/special/pcs/other/approximation.htm

これまでに発売されたNikonカメラの各撮影パラメータと、D3(とD300)から用いられたピクチャーコントロールの対応表です。

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D3のスタンダード設定が、輪郭強調3であるのに対して、D2xまでのフラッグシップ機とD100の輪郭強調は、すべて1となっています。輪郭強調パラメータは、数字が大きいほど効果が強くなるので、これは結構違う傾向になります。

また、D70以降の機種では、標準モードこそ3でしたが、名称は違えど「人物」「ポートレート」等の人物撮影モードがあり、やややわらかいモードがあり、また輪郭強調1の「ソフト」モードも、人物撮影にはとても使いやすかったようです(D40 、D80で実際に良く使いました)

D3のピクチャーコントロールにも、輪郭強調パラメータの弱い「ニュートラル」モードがありますが、これは色味まで完全に地味になってしまい、それはそれで使い難いものがあります。

今の感覚では、スタンダードから輪郭強調を1まで下げる方が、結果は出しやすいと思っています。

画像で比較してみましょう。わかりやすくするために、輪郭強調を、5,3,1と、ひとつ飛ばしで3段階用意しました。

まず、輪郭強調 1の画像(トリミング)。画像を縮小するときのシャープ処理もしていません。

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少し甘く見えます。85mm/1.4を、1.8まで絞ってますが、これくらいが腕の限界です(笑) ご勘弁を。ただ、モデルのコンパニオンさん肌の描写はとても滑らかです。


続いて、輪郭強調 3 。スタンダード設定です。

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ほかにシャープ処理をしないのであれば、これくらいでも良いかもしれません。まつ毛もしっかりと写り、甘さもなくなっています。しかしこれは、お肌が綺麗でメイクも上手なコンパニオンさんだからとも言えるかもしれません。


最後に、輪郭強調 5。これは、非常に強い強調です。

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ここまでくると、シャープネスは強く感じますが、お肌のキメが強調され、髪の毛もゴワゴワした質感になってきます。女性の写真ということですと、これはやはりNG、という感じです。


さらに、画像を縮小するときには、多少のシャープ処理を施すことが多いのですがその効果も合わせてみてみましょう。

まず、輪郭強調 1の画像から、VGAサイズの画像を作るため、強めのシャープ処理をしています。

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 元の画像に無理がないので、強くシャープ処理をしてもまだバランスが維持できているようです。


次に、輪郭強調 3に、縮小時にシャープ処理。

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これはもう破綻ギリギリという感じでしょうか。画像が小さいので、これくらいエッジを出さないとはっきりしない画に見えますが、やはり肌のキメのざらつき方を見ると、ギリギリアウト側だと思います。


最後は、輪郭強調 5を元にしたシャープ処理。

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不自然なほどにバリバリになってしまい、輪郭線に白い縁取りまで見えてしまっています。こうなってしまうと、一目瞭然に不適切と感じます。


レンズからの光線をいったんローパスフィルターでゆるめてから画像を作りあげるデジタル写真にあっては、シャープネスの処理は、画像を仕上げる過程で必須の処理と言えます。しかし適用量や後処理を行う際には、控えめにしておくほうが、こと女性の写真では扱いやすいデータになろうかと思います。


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by shellaneko | 2008-01-16 00:38 | 機材・撮影